当研究室について

この研究室は,統計学をいろいろなことに応用する研究室です。応用するためには、

  • 実験計画や調査計画などのデータの収集の計画
  • 実際のデータの取得
  • さらにデータ収集後の分析・解析

という,凡そすべての研究・開発・経営などの事実を見据えて思索を巡らす行為を,現実や実態を踏まえて客観化する際に必ず必要となる,統計的推測に関する研究を行っています. ただし,そういうことすべてを研究できる訳でもなく,私たちは

  • 工業統計 (品質管理・信頼性工学を含む)
  • 標本調査・マーケティング調査
  • 薬学

といったキーワードをもつ問題について,

  • 標本調査論
  • データ科学
  • 統計的データ解析
  • 多変量解析
  • データマイニング

などの属性をもつ理論や手法を適用して解決を試みたり,それらの理論や手法の開発を行っています.データそのものに興味の中心を置いています。

統計学を応用する研究テーマであれば、教員の興味の範囲に限らず、学生からの提案も広く受け入れています。

メンバー (2015年度)

一覧はこちらにあります。

  • 教員1名
  • 修士2年5名
  • 修士1年2名
  • 学部4年5名

学生の研究テーマ

懇親会でこのポスターを見ていただきながら説明した内容です。 今年度は、5名の学部生が

  • 累積暴露モデル (2名)
  • 犯罪発生の時空間分析
  • Twitterの感性分析によるサッカーの試合結果予測
  • ユーザ行動の深層学習による予測

というテーマに取り組んでいます。修士1年は

  • ユーザ行動の分析と予測
  • メタモデリング

がテーマです。修士2年は

  • ウェーブレット解析によるユーザ行動の分析と予測
  • GARCHモデルを用いた行動リスクの定量化と予測
  • 印刷枚数の変化点検知とその応用
  • 線形時間尺度関数
  • S-N曲線モデルの推定

です。

研究室の予定

研究室の一年

この研究室の1年間は,4月から7月までの「輪講」と「輪読」という二つのこと,9月から1月までの「研究」,2月の「成果発表」の,4種類3期間のキーワードからなります.

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輪講
輪読
夏休み
研究
成果発表
春休み

それぞれの詳細は次の通りです。

  • 輪講:金研究室と合同で,まずは論文の読み方を身につけてもらいます.卒業研究と関係のありそうな論文を選びますが、この時点ではまだテーマは確定しない人が多いです.主たる目的は,セミナーでの発表のための準備や,発表の作法などを学ぶ練習です.原則として英語の論文を読んでもらいます.毎週2〜3人ぐらいずつ順番に担当してもらいますので,それほど酷い負荷にはならないはずです.この取り組みを通して,毎週,何かして貰う習慣もつけてもらえればと思います.
  • 輪読:当研究室のみで,統計学の教科書をグループ学習してもらいます.
  • 研究:皆さんが各自で,研究を進めます.勿論,教員は皆さんが困難に直面したら,適切な助言を行う用意があります.
  • 成果発表:今のところ,この研究室では卒業論文発表会のみを成果発表の機会としています.良い研究成果が得られたら,学会などで発表していただきたいと思っています.

研究室の一週間

前学期.(セミナーを水曜か金曜かで迷っています)

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後学期.

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記号の意味は次の通りです.

  • 研:研究セミナー(山本研だけ)
  • 合:合同セミナー(金研と合同で、年に2、3回)
  • 輪:輪講(金研と合同で前期のみ)
  • 講:教員が講義を担当している時間帯
  • 実:教員が実験を担当している時間帯

大きく分けて,前期は学習,後期は研究,です.前期は毎週の定例のスケジュールに慣れて,準備の時間などを確保するように努めてください.後期は月日が経つにつれて,研究に割く必要のある時間が増えていくことが通例ですので,プライベートと研究生活のバランスを,柔軟に調節していただくと良いと思っています.

研究室に所属する期間

学部生として卒業研究を完成させて,学士号を得て卒業したい人

  • 4年生の1年間を如何に濃密に過ごすかが,卒業後の皆さんの「人材」としての価値を高める鍵になります.

大学院に進学して修士号も取得したい人

  • 社会に出たら,修士号という学位を持っている人としての待遇を受けますので,4年生の1年間でうまく研究生活を立ち上げて,大学院の1年目で如何に学会等で発表できる成果を挙げるかが,大学院修了後の皆さんの「人材」としての価値を高める鍵となります.

教員の行動様式は誰でも研究志向です.この研究室でも勿論,大学院に進学したい人を歓迎します. ただご家庭の事情などもあるでしょうし,向き不向きもありますので,大学院に進学しないからといって,特に選考時に不利な要素を与えるつもりはありません. 1年間でも凄い研究をしてくれる人,根性を見せてくれる人もいます.

研究室配属について

受け入れ上限

4人です. ある企業とユーザの行動予測のためのデータマイニングを目的とした共同研究を長期的に継続しています. 大学院に進学して一緒に共同研究を進めてくれる優秀な方は大歓迎です. もちろんそうでない方も歓迎です!

研究室公開

11月22日(日)のオープンキャンパス(2015年度第2回)で研究室公開をしています。 場所は西5号館6階、金研究室と一緒に廊下に出店を出しています。 時間帯は午前10時から午後4時までです。 学部生の皆さんが研究を説明してくれたり、研究室に関する質問にも対応してくれますので、ぜひどうぞ。

研究室訪問

学生部屋は随時,訪問してください.ただし,学生さんたちも12月以降は卒業研究が佳境に差し掛かっており,大学に遊びに来ている訳ではない,と信じていますので,数人ずつまとまって訪問してくださると良いと思います.この研究室では,セミナーにせよ輪読にせよ,前日の夕方を資料提出の〆切にしていますので,前日に訪問していただくときには,早めの時間帯をお勧めします.

教員との面談・面接

この研究室では,面談と面接を分けて考えています。

  • 面談:それほど意思が固まってない状況での相対での相談、質問など
  • 面接:研究室配属を希望する(かもしれない)前提での相対での相談

調布祭期間中のアポイントメント不要の面談は、15分程度の教員からの個別説明と考えています。 調布祭期間後も、短時間でしたらアポイントメント無しでも対応できるかもしれません。 ただしアポイントメント無しでは1対1ではないかもしれないことは、予めご了承下さい。

面接は1対1で行います。メールにてアポイントメントを求めてください。

いずれにせよ皆さんが何について聞きたいかをこちらは,あまり把握していませんので,質問は用意して下さい.

オープンキャンパス以外の時期に教員との面談・面接を希望される場合には,資料にありますメールアドレスに,アポイントメントを求めるメールをください.

アポイントメントの確保可能日・時間帯

予定が固まり決まり次第、掲示しますが、随時メールをくださって相談いただいて大丈夫です。

lab/recruitment/2016.txt · 最終更新: 2015/11/22 11:45 by watalu
 
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