Rにはインターネットを通じて,パッケージをダウンロードしてインストールしたり,データをダウンロードして読み込む機能がある. これらを利用する際に,Rにプロキシを設定する方法が2種類あるので,順に紹介する. なお,2種類のうち,どちらか一方,うまく行った方だけ設定すればよく,両方,設定してはいけない.
自分がRを使用していて,メニューからパッケージのインストールができていたり,データをダウンロードできている人には,このページの記載内容は関係ない.
パッケージをインストールする関数.
install.packages(pkgs, lib, repos = getOption("repos"), contriburl = contrib.url(repos, type), method, available = NULL, destdir = NULL, dependencies = NA, type = getOption("pkgType"), configure.args = getOption("configure.args"), configure.vars = getOption("configure.vars"), clean = FALSE, Ncpus = getOption("Ncpus", 1L), libs_only = FALSE, INSTALL_opts, ...)
インストールのためにアクセスするサーバを指定する関数.
chooseCRANmirror(graphics = getOption("menu.graphics"), ind = NULL, useHTTPS = getOption("useHTTPS", TRUE), local.only = FALSE)
レポジトリを選択する関数
setRepositories(graphics = getOption("menu.graphics"), ind = NULL, addURLs = character())
データをURLを指定して読み込む関数.
read.table.url(url, method="auto",...) scan.url(url, method="auto", ...) source.url(url, method="auto", ...) url.show(url, title = url, file = tempfile(), delete.file = TRUE, ...)
これらを使用して,特にエラーが表示されない場合には必要ないが,ダウンロードに失敗した,などのエラーが表示される場合には,プロキシを設定する必要がある.
インターネット環境にいる場合(たとえば大学内)は,
Sys.setenv("http_proxy"="http://130.153.8.19:8080/") Sys.setenv("https_proxy"="http://130.153.8.19:8080/") Sys.setenv("ftp_proxy"="http://130.153.8.19:8080/") install.packages(c("gam", "MASS"), dependencies = TRUE)
と3行追加して実行してみると良い.
まずInternet Explorerで,学外のウェブサイトを閲覧できるよう設定してあることが必要. これが第一段階.
マイコンピュータを開いて,C:\Program Filesの中かC:\Libraryの中でRgui.exeを探す.
こんな感じ.それを見つけたら,右クリックで「ショートカットを作成する」を実行する.ショートカットを,デスクトップに移動すること. ここまでが第二段階.
次に,“Rguiへのショートカット”を右クリックして,「プロパティ」を選んで下さい. 開いたウィンドウに「リンク先」という欄があります.
これを
に変更して「OK」を押す.オプションに「–internet2」を加えたいだけなので,Rgui.exeより左側は変更してはいけない. これで第三段階.
この三段階を経て作ったショートカットをクリックしてRを実行する場合には,パッケージのインストールができるようになるはず.